「はじめてのAndroidプログラミング 第4版」読了
下記の本を読みました。
メモがてら感想を記載します。
購入した目的について
という2つの目的で購入しています。
私の事前知識
- はじめてのAndroidプログラミングの第1版か第2版(まだAndroid Studioがない時代)を既に読んでいた。
- Androidアプリは4年前にEclipseでゴリゴリ書いたことはある。(少なくともRelativeLayoutをXML定義ではなく、コードでゴリゴリ書いていたくらいのレベル)
- Javaの知識・開発経験は少なからずある。
- Kotlinの知識は、下記の本の内容をベースにあらかた全体像は知っているが、実戦経験はない。
内容の感想
箇条書きで。
- Kotlinの文法などの説明はあるが、表面的な内容にすぎない。
→ Kotlinについて詳しく知りたければ、別で学習した方が良い。 - 全てのAndroidアプリのサンプルコードがKotlinで書かれているので、とても参考になる。
- 昔Androidアプリを開発した人にとっても有益な情報が少なからずある。
→ ConstraintLayoutが主流になっている、ListViewはレガシーになってるなど - レイアウト(ほぼConstraintlayoutだが)の設定の説明も分かりやすい。レイアウト用のXMLを直接編集する場面は1つも無かった。(本にもXMLを直接編集するような機会は少なくなるとあるので納得できる)
- サンプルコードを、実際に動かす上で問題になった箇所は1つだけアリ。
→ Chapter12のRealmの設定をgradleに記載する際に、gradleのバージョンが3.1だったために動かないところがある。3.2にしたら動いた。
※また、サンプルコードを動かすためにエミュレーターは使っていない。全部自機で試している。理由はエミュレーターが遅い(と思っている)から。 - KotlinのSAM変換が所々で使わており、これが実装をシンプルにする反面、裏でなぜこう書けるのか理解しておかないと、実践で書く際につまづきそうである。(本当はSAM変換でかけるはずが書かないなど)
- 前項とほぼ重複だが、Kotlinでシンプルに書ける分、なぜそうなるのか、考えさせる部分が多い。そう考えた時、Javaの方が機械的にシンプルに書けそうだなとも思った。しかし、これからKotlin Firstの時代にもなるし、モダンな言語だと、こう書くべきなのかと、ある意味、開発者の自己啓発的な面での刺激になるので、自分にとっては苦では無かった。
- Kotlinのコルーチンを使って、ネットワークからデータを取得する方法もあるが、それについての言及がないので、残念。
- 全体を通して、浅い説明になっている部分については、詳しくは本家Googleの公式ドキュメントを読んでね。みたいな手引きがあってもいいと思った。
以上。
追記
JavaもKotlinも書いたことがない初心者には、理解が難しい部分が多く感じる。たぶんサンプルコードに沿って書けば、動くことには動くけど、なぜ動くか理解するまでに結構な時間がかかるか、挫折する可能性があるかなとは思いました。ので注意です。